私の大好きなチェロ奏者、ルドヴィート・カンタさんのチェロリサイタルに行ってきました
会場は県立音楽堂
ダンス以外のイベントでもお世話にある機会が増えてきました
今回はカンタさんだけではなく、ピアノのユリアン・リイムさんベースのマルガリータ・カルチェヴァさん、ドラムスの端谷博人さん
どの演奏家も、世界中で数々の実績を残されている超一流
私は音楽が好きなんですが、会場に聞きに行くようになったのはここ最近
クラシックギターは中学から習い始めて大学時代まで10年の経験がありバッロクアンサンブルに参加したこともあるんですが
ある事件をきっかけにギターを辞めて、30年も経ちました
愛用したギターも自作の楽譜も全てを処分、以来演奏から離れてダンス一筋
今は鑑賞するだけですが、また好きな世界に戻ってこれてとても楽しいです
今回の演奏は、C.ドビッシー、C.フランク、C.ボーリングの作品が演奏されました
確か、フランス特集ですよね
どれも私のお気に入りです
カンタさんの演奏は、言葉で語りかけてくるような感じがして好きです
音楽や音を言葉として感じるのは日本人とあるオセアニの人種だけと聞きました
子供の泣き声とか、虫の声とか音を声と表現したりもします
自分がこう聞こえるから、他の人も同じように聞こえてるとは限らないですね
ダンスを教えていても、ここの音がこんな風に踊ってって言ってるじゃないと説明しても全く反応しないしとも多いです
きっと、聞こえてくるものはその人のこれまでの経験で違ってくるのです
多分視覚においても同じでしょう
経験とはこれまでに取り入れた情報の全てだと思います
カンタさんのような一流の人の演奏が素晴らしく伝わってくるのは、磨かれた技術と演奏する楽器を通して、その人の素晴らしい経験が伝わってくるのでしょう
私もただ歳をとるのではなく、良い歳を重ねる、
心豊かな経験を積み重ねていきたいと思います
Peace of I, Ogawa Jun