ソフトバンクの企業IRを読みました
http://www.softbank.jp/corp/about/philosophy/vision/next30/
「新30年ビジョン」を読んでから、人工知能を持ったロボットが実に優雅に社交ダンスを踊っている夢を見ました
日本はどんどん若者が少なくなり、新しくダンスをする人がどんどん減ってきていますね
私がダンスの先生になった時代は、家庭の奥様が子育てを終えて時間に余裕が出てくると必ず習い事の一つとして社交ダンスを取り入れたものです
だから、40代からあこがれていた社交ダンスをはじめると言う感じです
毎月、何人も見学に来ていて賑やかでした
学連出身のダンサーも、企業に就職してサラリーマンになるよりも、自分の特技や好きなものを仕事にしたいとダンスのプロになる人も多くいました
教師試験も毎年、何十人も受験者がいましたね
競技選手もアマ、プロどちらも20代から30代がほとんどでした
あれから30年、状況はかなり変わりました
新しい人の見学も少なくなり高齢化しました
教師試験も2年に一度の試験になり受験者も2〜3人(JBDF中部全体で)
競技選手もプロが40代、アマの主流は50後半から60代
若い世代が、増えなくなりました
私がダンスの先生になって30年
ダンス専業として、自分の技術向上とダンスのファンを作ることにほとんどを費やしてきました
これからの30年はどうしたら良いのでしょう?
全国的にダンス専業の教室がどんどん無くなっていくでしょう
もう既に数年前から、有名教室が方針転換して教室形態を変えているのを聞いています
NHKも日本インターを放送しなくなり、ダンス業界も多くの団体が乱立し勢力争い
さまざまな種類のダンスがはやり、審査基準も定まりません
このダンス業界から離れる人も多いです
私は、これまで勉強してきた社交ダンスダンスが大好きです
美しいイングリッシュスタイルのダンスファンをもっと伝えていきたいし
それを次の世代に伝えられるような優秀な若いダンサーを沢山育てくのが私の夢の一つです
人を育てるのは、ダンスの技術をあげるより数段難しいです
日々試行錯誤を繰り返しながら挑戦していますが失敗の方が多いような気がします
それと一番の問題は、多くの時間と資金が必要と言うことです
ダンスで収入を期待できなくなってきているこの時代、資金源をダンス以外のもので確保しなければなりません
ダンス一筋で生きてきた私にとっては、他の世界で収入を得るなんて大変なことです
(人脈もダンス関係しか築いていませんからね)
しかし、大好きなダンスを伝え続けるために大変なんて言っていられません
日々、前に進まねばなりません
これからの30年、自分に悔いが残らないよう日々挑戦し続けていきたいと思います
人生最後に良い仕事が出来たと言えるように
小川純